ベトナム不動産事情 電気代について

Posted on 2022年4月8日

日本とは異なるベトナムの電気代事情

ベトナムではそれぞれのエリア(農村部、工業団地、都心)によって、電気代の単価が異なります。特に日本の電気代事情と大きく異なるところは次の2点です。

・使用すればするほど電気代の単価は上がる

・集合住宅等のアパートのオーナーや管理会社がベトナム電力公社(EVN)と契約の上で電気代単価を設定することができる。


使用量に応じて電気代単価が上昇する

下記はベトナム電力公社(EVN)から引用した同社が販売する電気代の最低価格(2017年1月12日時点)です。

商業施設・集合住宅の場合
最初の50kw(0~50kw)1,518 VND
次の50kw(51~100kw)1,568 VND
次の100kw(101~200kw)1,821 VND
次の100kw(201~300kw)2,293 VND
次の100kw(301~400kw)2,563 VND
401kw以上2,647 VND

ベトナムでは使用量に応じて電気代単価が上がります。
最高単価設定である401kwは日本で生活しているような感覚で電気を使用していると、すぐに超えてしまいます。


オーナーや管理会社が電気代単価を設定する

アパートによって電気代単価が異なるのに疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
電気代単価が異なる理由は2つ目の理由に該当します。

しかし、個人または法人で運営している賃貸目的の一棟のサービスアパートの場合、大体のケースはサービスアパートのオーナーがベトナム電力公社(EVN)と契約し、各入居者に電気代を供給するため、サービスアパートの方が電気代が割高になる傾向があります。

「外国人だと思ってぼったくってるでしょ!?」といったお話も聞きますが、ローカル向けの賃貸住宅も同様で、オーナーが単価設定を高くしている住宅も多くあります。しかし、昨今では学生寮や介護施設などで高い電気代単価を設定する行為は違法行為に当たり、当局より罰せられるケースもあるようです。